薬師岳小屋(鳳凰三山) 宿泊体験記
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これまでコツコツと書いてきた山小屋宿泊体験記ですが、今回から新境地に入ります!(大げさ?)
今回宿泊した「薬師岳小屋」ではや12件目なんですが、なんと初の相部屋〜!!
今まではぜーんぶ個室♪なんて散財してたんだろうか〜。
(※昔、富士山の山小屋では相部屋で過ごしてました。)
いやいや、他人のいびきとか我慢するくらいなら、
快適さをお金で買わせて頂きます!!
ってのがポリシーだったのですが、そもそも薬師岳小屋は個室がありませぬ。
そんな初の『相部屋』山小屋宿泊体験記薬師岳小屋編。
ご参考&お楽しみくださいませ〜。
------- ここから本編 ---------
夜叉神峠から登る鳳凰三山縦走では、「南御室小屋」と「薬師岳小屋」のどちらかを選ぶことになると思います。
※二つの山小屋は同グループ。
今回の山行では「薬師岳小屋」を選択したのですが、理由は次の通り。
1.より稜線や山頂近くに泊まって日の出・日の入を見たかった。
2.2日目の行程をなるべく短くしたかった。
3.テント泊ではなかった。(テン場は南御室小屋のみ)
決めた理由のほとんどが1なんですが、結果、大正解でした!
ただ1日目の行程が長く、ひたすら登りの6〜7時間が唯一のデメリットですね・・・。
※薬師岳小屋のオフィシャルHPはコチラ
ゲリラ雷雨の攻撃を受けながら薬師岳小屋に到着した我が一行。
※詳しくは、鳳凰三山縦走(1日目:ゲリラ雷雨編)をご覧下さい。
薬師岳小屋の入口前にストック入れと、入口横に乾燥室&女子更衣室の部屋があります。
紐とハンガーがたくさんあって乾燥室という名前ですが、今回は雨も降っていたせいか、まったく乾きませんでした・・・。しかも外なので、冷たくなるし・・・。
雨を小屋内に入れないための荷物置きを思った方が正解かも。ここでは、ザックカバーや手袋、雨具を掛けて置きました。
また、乾燥室内にカーテンで仕切られたスペースがありここが女子更衣室になってます。
<乾燥室・更衣室>

小屋に入ると受付があって、宿泊代金を払って(現金のみ)、利用スペースまで案内&小屋の説明・注意点を話してもらえます。料金は1泊2食付きで8,000円でした。
<注意事項>
・湿布、香水等、臭いの強いもの使用禁止
・フトンの上にザックを置かないこと
・就寝スペースでの飲食・喫煙・火の使用は禁止
入口には、朝食・夕食の時間や、日の出・日の入時間、売店メニューが分かるようになっています。
<薬師岳小屋_入口>

売店メニューです。
メニューは何かと豊富で、耳栓、ブリーズライト、携帯トイレの日用品から、飲み物(もちろんアルコール有り)、お菓子・おつまみまで。
山小屋ならではの面白い表示はカップメン。
湯あり500円、湯なし300円でした。つまりお湯が200円ってことね。
お腹すいたので「チョコチップクッキー(300円)」を購入。
食べ過ぎたら夕食が美味しくないので、余った分は明日の行動食にしておきました。
ちなみに、夕食と朝食の準備中は一旦売店は閉まってしまいます。
<薬師岳小屋_売店>

今回宿泊した「薬師岳小屋」ではや12件目なんですが、なんと初の相部屋〜!!
今まではぜーんぶ個室♪なんて散財してたんだろうか〜。

(※昔、富士山の山小屋では相部屋で過ごしてました。)
いやいや、他人のいびきとか我慢するくらいなら、
快適さをお金で買わせて頂きます!!
ってのがポリシーだったのですが、そもそも薬師岳小屋は個室がありませぬ。
そんな初の『相部屋』山小屋宿泊体験記薬師岳小屋編。
ご参考&お楽しみくださいませ〜。
------- ここから本編 ---------
夜叉神峠から登る鳳凰三山縦走では、「南御室小屋」と「薬師岳小屋」のどちらかを選ぶことになると思います。
※二つの山小屋は同グループ。
今回の山行では「薬師岳小屋」を選択したのですが、理由は次の通り。
1.より稜線や山頂近くに泊まって日の出・日の入を見たかった。
2.2日目の行程をなるべく短くしたかった。
3.テント泊ではなかった。(テン場は南御室小屋のみ)
決めた理由のほとんどが1なんですが、結果、大正解でした!
ただ1日目の行程が長く、ひたすら登りの6〜7時間が唯一のデメリットですね・・・。

※薬師岳小屋のオフィシャルHPはコチラ
ゲリラ雷雨の攻撃を受けながら薬師岳小屋に到着した我が一行。
※詳しくは、鳳凰三山縦走(1日目:ゲリラ雷雨編)をご覧下さい。
薬師岳小屋の入口前にストック入れと、入口横に乾燥室&女子更衣室の部屋があります。
紐とハンガーがたくさんあって乾燥室という名前ですが、今回は雨も降っていたせいか、まったく乾きませんでした・・・。しかも外なので、冷たくなるし・・・。
雨を小屋内に入れないための荷物置きを思った方が正解かも。ここでは、ザックカバーや手袋、雨具を掛けて置きました。
また、乾燥室内にカーテンで仕切られたスペースがありここが女子更衣室になってます。
<乾燥室・更衣室>

小屋に入ると受付があって、宿泊代金を払って(現金のみ)、利用スペースまで案内&小屋の説明・注意点を話してもらえます。料金は1泊2食付きで8,000円でした。
<注意事項>
・湿布、香水等、臭いの強いもの使用禁止
・フトンの上にザックを置かないこと
・就寝スペースでの飲食・喫煙・火の使用は禁止
入口には、朝食・夕食の時間や、日の出・日の入時間、売店メニューが分かるようになっています。
<薬師岳小屋_入口>

売店メニューです。
メニューは何かと豊富で、耳栓、ブリーズライト、携帯トイレの日用品から、飲み物(もちろんアルコール有り)、お菓子・おつまみまで。
山小屋ならではの面白い表示はカップメン。
湯あり500円、湯なし300円でした。つまりお湯が200円ってことね。
お腹すいたので「チョコチップクッキー(300円)」を購入。
食べ過ぎたら夕食が美味しくないので、余った分は明日の行動食にしておきました。
ちなみに、夕食と朝食の準備中は一旦売店は閉まってしまいます。
<薬師岳小屋_売店>

小屋の中は、売店&食堂と就寝スペースが鉄のドアで仕切られています。就寝時間までは開けっ放しです。
奥に進むと地上階、中2階、2階と面白い構造になってました。地上階はコの形。中2階、2階へは垂直の木のハシゴで登っていきます。
今日は人数も少なかったのか、地上階と中2階を少し使っただけで済んでいました。
外に出るときは山小屋ではおなじみのクロックスのような履物で、食堂や外のトイレに移動できます。
<山小屋内>

就寝スペースですが、今回の宿泊数は約20名といったところ(お盆&金曜日です)。布団を3枚敷けるスペースを2人で使えるという感じでゆったりでした。
カーテンで周りと区切れるようになっているところもあり、ひょっとして個室もある?なんて思ってしまいました。(ちなみにHP上に個室があるとの表示はありません)
ザック等の荷物を置くところあり、ロープもありと狭いスペースを有効活用。
外の乾燥室よりも、小屋内のロープでギアを干した方が良く乾きます・・・。
<就寝スペース>

案内されて時間を見ると、午後15時頃。
すでに仮眠している人や布団に入って本を読んでいる人等がいて、相部屋内では声出して話しするのも気を使うので、小屋内の入口にある食事スペース&談話スペースへ移動です。
ここは掲示物やパンフレット、寄せ書き、本棚には最新号から古い号までの山雑誌がたくさん。売店で買ったお菓子と飲み物を持ち込んでと、時間つぶしには持って来いです!(ホントは砂払岳や薬師岳に遊びに行きたいのだが・・。)
今日は雨
も降っているせいか、太陽光が弱く小屋内は暗かったです。
夕方近くになると発電機が回り、小屋内の電気が付きます。
<食堂兼居間>

壁に貼ってある寄せ書き?にはトレランの人が多い中、「鈴木みき」さんのイラストも。
センスありますね〜。
<トレラン多い>

さてさてトイレ情報ですが、小屋の外にトイレ棟があります。
男女兼用3つ(すべて洋式)と男小1つです。外に手を洗うところもあります。
トイレの使い方は、まずノックして人が入っているかを確認。トイレ内が暗いので入っているかどうか分からないんです。
紙はゴミ箱に捨てる方式で、トイレットペーパーの換えや消臭剤を置いたりと気を使ってくれてます。
でも、臭いは結構する
ので長時間は厳しいですね。
<トイレ>

薬師岳小屋の夕食は17時30分〜。
食事中には薬師岳小屋のオーナーさんが、山のコト、天気のコト、花のコト、いろいろお話をしてくれます。
この付近でも雷鳥が出てくることがあるとか、良く咲いている高山植物は〇〇ですとか・・・。
メニューはおでんですね。おでんと言えば丹沢・塔ノ岳の尊仏山荘(こちらは朝ごはんでしたね)
おでん数も6〜7個あり、お腹にも優しくて、温かくておいしいですね。お漬物や簡単なサラダもあり同テーブル4人で取り合います。
※個人的に山小屋の食事におでんは大ありだと思ってます♪
でも、ごはんが残念。とってもべちゃべちゃです。。。おかわりできますけど・・・。
食べ終わったら、日の入りを見に薬師岳へ出発ですね!
<夕食>

で、結構な時間まで小屋の外で遊んでしまいまして・・・・。
消灯時間は20時ですが、消灯時間以降は小屋内外がホントに真っ暗になります。ホントに何も見えません。
ヘッドランプが無いと、歩くことすら出来ないです。トイレに行くときなど必須です。
だた、ヘッドランプをこうこうと付けると寝ている人の邪魔になるので、手で光をある程度隠してなど。。。
※マイギア BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) スポット
ふぅ。相部屋はホントにいろんなとこで気を使いますね・・・
<薬師岳小屋_外観>

薬師岳小屋の朝食は5時30分〜。
薬師岳山頂で日の出
を見て戻ってきたら朝食スタートというタイミングでした。朝食メニューはいったてシンプル。小さな魚は美味しかったが、やっぱりご飯が・・・。
最近朝食は山小屋で食べずに自炊する人も多いと聞きますがこの内容だと分かる気もします。。。
今回でも、薬師岳小屋の外のベンチで朝食を作っている登山者がいました。正直、美味そうでした・・・。
でも、朝食も山小屋で食べたい!
ここでも山小屋のオーナーが、楽しいお話をしてくれます。
また、近くで食事している人たちとも、「どこの下山口から降りるんですか?」
などの話で盛り上がりました。この交流が山小屋泊の醍醐味ですよね〜♪
<朝食>

<その他>
携帯電話。小屋内では繋がりません。(ソフトバンク、auは調査済み。ドコモは不明)
相部屋内にコンセントは発見できず。携帯の充電はお金を払えばやってくれるようです。
お風呂は当然ありません。
水場、テン場もありません。
朝はみなさん4時頃からゴソゴソし始めます。
4時半には、いったん日の出を見るために小屋を出て、朝食食べる人は戻ってきて、食べない人は先へ進むって感じです。
8月中旬。夜の気温は13度、朝の気温は7度で、薄着だと結構寒かったです・・・。
富士登山以来の相部屋でしたが、気を使うも薬師岳小屋の立地の良さには敵いません!
今度は、南御室小屋も泊まってみようと思います。
スポンサードリンク奥に進むと地上階、中2階、2階と面白い構造になってました。地上階はコの形。中2階、2階へは垂直の木のハシゴで登っていきます。
今日は人数も少なかったのか、地上階と中2階を少し使っただけで済んでいました。
外に出るときは山小屋ではおなじみのクロックスのような履物で、食堂や外のトイレに移動できます。
<山小屋内>

就寝スペースですが、今回の宿泊数は約20名といったところ(お盆&金曜日です)。布団を3枚敷けるスペースを2人で使えるという感じでゆったりでした。
カーテンで周りと区切れるようになっているところもあり、ひょっとして個室もある?なんて思ってしまいました。(ちなみにHP上に個室があるとの表示はありません)
ザック等の荷物を置くところあり、ロープもありと狭いスペースを有効活用。
外の乾燥室よりも、小屋内のロープでギアを干した方が良く乾きます・・・。
<就寝スペース>

案内されて時間を見ると、午後15時頃。
すでに仮眠している人や布団に入って本を読んでいる人等がいて、相部屋内では声出して話しするのも気を使うので、小屋内の入口にある食事スペース&談話スペースへ移動です。
ここは掲示物やパンフレット、寄せ書き、本棚には最新号から古い号までの山雑誌がたくさん。売店で買ったお菓子と飲み物を持ち込んでと、時間つぶしには持って来いです!(ホントは砂払岳や薬師岳に遊びに行きたいのだが・・。)
今日は雨

夕方近くになると発電機が回り、小屋内の電気が付きます。
<食堂兼居間>

壁に貼ってある寄せ書き?にはトレランの人が多い中、「鈴木みき」さんのイラストも。
センスありますね〜。
<トレラン多い>

さてさてトイレ情報ですが、小屋の外にトイレ棟があります。
男女兼用3つ(すべて洋式)と男小1つです。外に手を洗うところもあります。
トイレの使い方は、まずノックして人が入っているかを確認。トイレ内が暗いので入っているかどうか分からないんです。
紙はゴミ箱に捨てる方式で、トイレットペーパーの換えや消臭剤を置いたりと気を使ってくれてます。
でも、臭いは結構する

<トイレ>

薬師岳小屋の夕食は17時30分〜。

食事中には薬師岳小屋のオーナーさんが、山のコト、天気のコト、花のコト、いろいろお話をしてくれます。
この付近でも雷鳥が出てくることがあるとか、良く咲いている高山植物は〇〇ですとか・・・。
メニューはおでんですね。おでんと言えば丹沢・塔ノ岳の尊仏山荘(こちらは朝ごはんでしたね)
おでん数も6〜7個あり、お腹にも優しくて、温かくておいしいですね。お漬物や簡単なサラダもあり同テーブル4人で取り合います。
※個人的に山小屋の食事におでんは大ありだと思ってます♪
でも、ごはんが残念。とってもべちゃべちゃです。。。おかわりできますけど・・・。
食べ終わったら、日の入りを見に薬師岳へ出発ですね!
<夕食>

で、結構な時間まで小屋の外で遊んでしまいまして・・・・。
消灯時間は20時ですが、消灯時間以降は小屋内外がホントに真っ暗になります。ホントに何も見えません。

ヘッドランプが無いと、歩くことすら出来ないです。トイレに行くときなど必須です。
だた、ヘッドランプをこうこうと付けると寝ている人の邪魔になるので、手で光をある程度隠してなど。。。
※マイギア BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) スポット
ふぅ。相部屋はホントにいろんなとこで気を使いますね・・・

<薬師岳小屋_外観>

薬師岳小屋の朝食は5時30分〜。
薬師岳山頂で日の出

最近朝食は山小屋で食べずに自炊する人も多いと聞きますがこの内容だと分かる気もします。。。
今回でも、薬師岳小屋の外のベンチで朝食を作っている登山者がいました。正直、美味そうでした・・・。
でも、朝食も山小屋で食べたい!
ここでも山小屋のオーナーが、楽しいお話をしてくれます。
また、近くで食事している人たちとも、「どこの下山口から降りるんですか?」
などの話で盛り上がりました。この交流が山小屋泊の醍醐味ですよね〜♪
<朝食>

<その他>
携帯電話。小屋内では繋がりません。(ソフトバンク、auは調査済み。ドコモは不明)
相部屋内にコンセントは発見できず。携帯の充電はお金を払えばやってくれるようです。
お風呂は当然ありません。
水場、テン場もありません。
朝はみなさん4時頃からゴソゴソし始めます。
4時半には、いったん日の出を見るために小屋を出て、朝食食べる人は戻ってきて、食べない人は先へ進むって感じです。
8月中旬。夜の気温は13度、朝の気温は7度で、薄着だと結構寒かったです・・・。
富士登山以来の相部屋でしたが、気を使うも薬師岳小屋の立地の良さには敵いません!
今度は、南御室小屋も泊まってみようと思います。
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- 2013.09.11 Wednesday
- 山小屋・テント
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- by こじか